１３０　加害者が無保険であり、預金等を調査した事例

加害者が無保険であり、全く対応しなかった事案です。人身傷害保険を利用し、治療を行い、後遺障害12級の認定を受けた後、人身傷害保険金を回収して訴訟提起を行いました。加害者が訴状を受領しませんでしたので、住所を調査するなどして、最終的に当方の主張どおりの判決を取得しました。判決取得により、人身傷害保険の支払基準も変更の可能性がありましたので、人身傷害保険金を再計算してもらい増額した保険金を受領するとともに、無保険車傷害保険にも請求し、総額1800万円を回収となりました。

預金等の調査を行い、長期間強制執行を図りましたが、現時点の法制度では限界があり、また加害者が無資力であることが強く推測されましたので、自賠責保険・人身傷害保険・無保険車傷害保険による回収で事件として終了しました。来年、改正された民事執行法の施行により、財産調査の幅が広がりますので、大変待ち遠しいです。